ホッパーやフレコンバッグから粉粒体を排出する際には、排出量を調整しながら安定して供給するための制御機器が必要になります。特に電源設備を設けにくい場所や、シンプルな機構による排出制御を検討する現場では、手動式のバルブも選択肢の一つです。
本ページでは、エクセン株式会社が展開する手動式の粉粒体排出制御バルブ「アイリスバルブ EIV100A」について、構造や特徴、主な仕様を整理し、導入検討時の比較材料として紹介します。
EIV100Aは、スリーブ弁の外側に張ったロープをハンドル操作で絞ったり緩めたりして、開口幅を調整する手動式バルブです。電力を使わない構造のため、電源設備を設けにくい場所でも設置を検討できます。
ハンドル操作では10段階の開度調整ができ、粉粒体の排出量を段階的に絞り込めます。SUS製の押えフランジを標準装備し、スリーブ弁が外れない構造になっています。
設置場所には、ホッパー排出口や配管途中、フレコンバッグ排出口などが想定されています。エクセンの公式情報によると、二次側配管の内径はφ117以上が必要です。JIS規格鋼管100A(φ114.3)には取り付けできないため、配管径の確認が欠かせません。
排出側には専用ベース(SUS)がオプションで用意されており、設置条件に合わせた構成を選べます。
別売の取付ベースとEPV25ピストンバイブレータを組み合わせると、スリーブ弁まわりに付着した粉粒体の払い落としを補助できます。EPV25は、ホッパーや配管の内部にある粉粒体を払い落とす製品ではなく、完全な排出を保証するものでもありません。
| 対象流体 | 粉粒体(ホッパー排出口、配管途中、フレコンバッグ排出口からの排出制御) |
|---|---|
| 流量範囲 | 情報がありませんでした |
| 使用圧力範囲 | 情報がありませんでした |
| 操作方式 | 手動式(ロープ締め付けによるスリーブ弁絞り構造) |
| 主な用途や業界 | 情報がありませんでした(公式HP上に業界指定の記載なし) |
ボルトM8専用ガスケットは、JISフランジ側のボルトサイズとEIV100A側のボルトサイズの違いに対応するために使用されます。
エクセン株式会社は、建設用・一般産業用の振動応用機械を手がけるメーカーです。EIV100Aは、その一般産業向け製品のひとつとして、粉粒体の排出制御に使われています。
電源を使わず、ハンドル操作だけで10段階の開度調整ができる点が特徴。電源設備を設けにくい現場や、電動機構を使わない排出制御を検討する場面では、選択肢のひとつになります。
一方で、食品・医薬品関連の設備では、衛生管理や異物混入対策について個別の要件が定められている場合があります。今回確認したEIV100Aの公式製品ページには、食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度への適合を示す情報や、分解洗浄性、金属粉混入リスクについての具体的な記載はありませんでした。
食品・医薬品用途としての採用可否は、製品ページの情報だけで判断せず、必要な衛生要件を整理したうえでメーカーに確認する流れになります。ポジティブリスト制度への適合に加えて、実際の使用条件や接液部材、洗浄方法まで確認しておくと、導入後の運用にもつながります。
エクセンの「アイリスバルブ EIV100A」は、ロープの締め付けでスリーブ弁の開口幅を調整する、電源不要の手動式バルブです。ハンドル操作だけで動くため、電源を確保しにくい設置場所でも扱いやすい構造になっています。
この手動操作は10段階の開度調整に対応しており、ホッパー排出口や配管途中、フレコンバッグ排出口など、排出量を細かく管理したい箇所での使用に向いています。開閉を繰り返す構造だからこそ、標準装備のSUS製押えフランジが、スリーブ弁の脱落を防ぐ役割を果たします。
バルブに適した構造や材質は、扱う物質や設置環境によって変わります。粉粒体の排出制御を検討している方は、ここまでの仕様や注意点を整理したうえで、用途に合う製品を比較してみてください。
| 会社名 | エクセン株式会社 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-3434-8455 |
| 公式HP | https://www.exen.co.jp/ |